保存版「勉強会」その2カラマツⅢ
2016年 03月 05日
分類がややこしくなってきました・・・
カラマツの話は本当に沢山ある・・・
例えば
カラマツ 坑木 とか
カラマツ 足場丸太 とか
カラマツ キノコ とか
カラマツ ラクヨウ(落葉)とか
ネットで引くといっぱい出てくる
中でも最も重要な話が 坑木 について
北海道の産業の歴史は 石炭 から始まる
九州と北海道で石炭が採れる事が解ってから、本州資本が ドン と流れ込んできて
炭坑を掘り始めたわけだ
でも、ただ 穴 を掘るだけでは崩れてきてしまうから、トンネルを支える何かが要る
それが 坑木
遠くから運ぶのは大変だから、炭坑の近くで生えている 樹 がいい
北海道の山だから 代表的な針葉樹は エゾマツ トドマツ カラマツ
その他 シラカバ ドングリ(ミズナラ) ニレ シナ の広葉樹
片っ端から試した・・・
重たい岩盤を支える強さ
じめじめした土の中、変な虫も居る、腐朽菌も有る
そんな環境でも長持ちする耐久性や耐腐朽性が求められる
そしてこれなら大丈夫だ と 選ばれたのが カラマツ なのだ
そして・・・
「さあ 山持ちの皆さん カラマツ売ってください
「どんどん使いますから どんどん植えてください
「農家の皆さんも どんどん植えてください これから日本は石炭の時代です!
「石炭を掘る為には 抗木のカラマツ が必要です!
てな具合で、海辺の町でニシン御殿が出来たころ・・・
山ではどんどんカラマツが植えられ、こういう具合に活況を呈し、
炭坑の町が出来上がっていったのだ
それから60年、70年・・・
石炭は採れなくなり、炭坑の町も消え・・・
40年生 50年生 60年生 と十分に育った カラマツ だけが残った
涙が出てきてしまう・・・
カラマツは北海道の歴史と共に歩み、山から人間をずーっと見てきたのだ・・・
北海道で 木の家 を建てる限り、
カラマツを使わずして何を使うのだ!?
そんな思いが有って カラマツ が大好きだ
というわけで
ミライエホームは、北海道の歴史と共に歩んできたカラマツの集成材を使った家造りにこだわってます
そして・・・
バス旅行なのをいいことに・・・
男山酒造の次は富良野ワイン城・・・
試飲 と称する タダ酒 も 大好きです!
だって社員旅行なんだもーん!
by miraye | 2016-03-05 10:43 | 負けシェフの晩餐