もちろん 勝つ時も有る!!

札幌の建築は、あるいは建築家は、と言ってもいいでしょうが、

他の地方都市と比べて、圧倒的にレベルが高いと思うのです。

まず、積雪寒冷という過酷な気候条件の下、
シェルターとして完全である前提でデザインをしていかなければならない点、
本州と比べて、あきらかに制約が多く、且つそこにお金も余計にかかってしまうわけで、

更に、出来上がってからは、暖房費の問題も「設計の品質」として責任を持たねばならず

先達の試行錯誤や多くの失敗の上に現在の高い建築レベルがあると思うのです。

さてそれはともかく、この家・・・

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お客様は某建築家の事務所に勤務する所員とお友達で、家を建てるなら必ず相談してね
と前々からお話されていたそうです


敷地が見つかり、さあそれではプランニングを始めましょう・・・ということになり、お客様は約束通り、お友達に相談しました


お友達は 「ちょっと時間かかると思うよ、今、先生、すごく忙しいから・・・

お客様   「でも、急いで土地を契約しないと、流れてしまうから、
        どんな建物が出来るのかわからないと、土地を決められないじゃない!?
        簡単でいいから、ちょちょっと作れないの?

お友達   「まず、土地決めちゃってよ、それから先生に話すから・・・



 
私も大卒後3年間、アトリエ系の設計事務所に努めていましたから、そのお友達の心境が良く解ります

弟子として、仕事を持ってくるというのは、大手柄なのですが、
一方で、先生の手を煩わせないために自分の存在意義があるわけで、
自分の範囲で出来るだけの「下ごしらえ」をしてからでないと、先生の前には出せないのです


でも!大事なこと!・・・建てるのは 「お客様だっ!」てことですね。



このやり取りで、お客様は 「なにさ!やる気あんの!? 」  と思ってしまうのでした


一方、当方・・・
まず、プランニングのスピードは札幌の設計屋の中でも1位2位を争うであろう!
と、自負しております。



お湯をかけると3分でできます。

糖尿病予備軍になってから、甘いものを控えざるを得なくなりましたが、
ケーキやシュークリームなども加えますと、更に勢いが増します。

このお客様は 「どら焼き」でしたが・・・




というわけで、相談を受けた次の日にラフプランを提出し、

  「これで土地を買う決心がつきますね?」

  「うわー、この細長い敷地にこんなのできるんですか?土地決めます!」




その後、とんとんと話は進み、契約、着工、完成・・・お引き渡しをして間もなく二年になろうとしています。


勝ったどー!


って?これは競合のうちに入らないか?

ちなみに、某建築家は山の上のさびさびの家に住んでらっしゃる方です
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by miraye | 2009-07-20 10:49 | 負けシェフの晩餐 | Comments(0)

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